03BOOKSは、清里高原に誕生した、小さな小さな電子書籍出版舎です。
母体は、2025年3月に設立した03合同会社。これまではシェアスペースの管理運営やレーザー加工サービスなどを行っていましたが、それが一年後の2026年3月にいきなり電子書籍出版をはじめ、1ヶ月あまりに22冊の電子書籍を出版したました。

なぜ、この事業がはじまったのか。
はじめは、ちょっとしたきっかけでした。
あるクライアント様から、Webサイトと一緒にInstagramとnoteを始めたいという言葉をいただき、しばらく放置していた note を描き始めたのが最初でした。
その再開したnoteで最初に書いたのが、その数日前に開催された、山梨デザインカンファレンス in 北杜(三分一湧水館)で感じ、それまでに思っていたことを書き始めたのがスタートでした。『北杜の余白』そんなタイトルで書き始めた note はこちら。
そこからはじまって、いままで私自身のなかで言葉にならなかったことが、言葉として出来上がってきました。
「観光以上、移住未満」を世の中では「関係人口」と呼んでいましたが、実はそれは地域活性化/地方創生や観光のなかだけのことではなく、エンターテインメントやスポーツなどの中、さらには企業の経済活動などにおいても「顧客以上、中の人未満」という中間のグラデーションがあり、そこにはまだ未開発の市場があるのではないか。さらには、そうした中間のグラデーション/スペクトラムをひとつの立ち位置として、さまざまなコミュニティとの関係性をつくることがこれからの時代に必要なのではないかと思うようになりました。
そしてうまれたのが
『ステイバウンド』という言葉です。
です。たとえば、ステージパフォーマンスの世界においてはまだごくごく少数ですが、有償スタッフ(お金を払って裏方をやる)ということがすでに生まれていたりします。またスポーツの世界特にモータースポーツの世界においては、観客席ではなく、パドックやピットロードといった本来ならば裏方として存在する場所に入ることができるチケットが高額で販売されています。そこには「観客/顧客以上、中の人未満」が成立しているのです。
例えば、モータースポーツのパドックやピットやピットロードは、本来ならばレーシングチームやレーシングカーやレーサー、レースクィーンなどの関係者しか入れない場所ですが、それもうお客様に体感していただく場所になりました。これをステージパフォーマンスで言えば、ステージや花道を歩くチケット、楽屋ロードを歩くチケットにも匹敵します。有償スタッフは、お金を払ってステージパフォーマンスの舞台裏を体験できるチケットとして存在しているのです。
企業においては、「顧客以上、中の人未満」はSNS上にたくさん存在しています。その会社、その商品が好きだから、頼まれもしないのに勝手に商品を宣伝してくれる人たちがいます。そういう人たちを「関係人口」というには、あまりにも行政的な、数を数える対象のような言葉は当てはまらないと感じました。そこで生まれたのが『ステイバウンド』です。
そんなこともあって、最初の一冊としてこの『ステイバウンドの時代へ』を書いたことが、03BOOKSの小さな小さな最初の一歩でした。